理想リアリスト

「こんばんは。ジョナサンです」
「銀塊です」
「とりあえずすぐ本題にはいるけど、今の笑いのパターンの一つは、理想的な状況を言ってその後に現実的な発言をすることで、理想の虚しさを暴くというような、まあなんか言葉にしてしまうと上手くいかないけど、そういうパターンがあることは否めない」
「で?」
「まあ先例はあるかもしれないが逆をやってみたい。銀塊君はまず悲しい現実を言ってみてくれ。僕はその後に理想を言ってみるから」
「オーケー。じゃあ、例えば、だな。『世の中は悪人ばかりだな』」
「『悪人だからと言ってみんながみんな悪い人だとは限らない』」
「つっこまないぞ。『このまま行くと温暖化で地球は滅亡する』」
「『いやいや、人類とか生物が滅亡するだけで地球そのものはあと何十億年は大丈夫だよ』」
「『今度のテスト、点数酷すぎた』」
「『人生の点数がよければそれで問題ないさ』」
「『現実的な人間はネガティヴになってしまうから、あまり幸せじゃないよな』」
「『すべての人が幸せを求めてるわけじゃないから』」
「『禅問答って意味不明だよな』」
「『禅問答以上に意味不明なものを作れたら大人気だぜ』」
「『中東が平和にならないのはアメリカのせいだけじゃないよな』」
「『それはそうと昨日のテレビ面白かったよね』」
−−−−
「もうちょっとうまくやれたんじゃないか?」
「どうかなあ、まあコンセプトに一貫性がなかったことは認めよう。ちなみに僕はジョナサンです。一つ上は銀塊君です」

感想フリーダム

「こんばんは。ジョナサンです」
「銀塊です。」
「おっ、今日は普通に二人ともスラッと自己紹介を終えたね」
「まあ僕らの限界が見えたんじゃないかな」
「それはそれとして、今年のフジテレビの25時間テレビもアレだったねえ」
「アレだったねえ」
「特に深夜の『大かま騒ぎ』がね、面白いんだけど、随所に過剰な感じがあって、見ててとても疲れるというか、声が大きい以外の人は居ても意味がないというか。」
ロンブー亮とか劇団ひとりとかは最後の最後でなんとか生かしてもらえたけどね。」
「今年株を上げたのは次長課長だろうね。河本はあの中でよくやったと思うよ。タンバリンのくだりを抜きにしても」
「そうだね。相方はダンバリンのために歌っただけだったけど」
「岡村もああいう大人数では力が出ないね。めちゃイケではメインだからうまく回ってるけど、もともとトークの瞬発力が飛び抜けてるわけではないし。いつもは元気なアンタッチャブルもさすがにあのメンツでは吉本勢に押されて埋没してた」
「うん、いちいちもっともだと思うんだけど、ここってこんな話をするところだったっけ」
「まあ、フリーダムだから、この村は。とてもフリーダム」
「そうか」
「来年の『大かま騒ぎ』は、まあ別に25時間でじゃなくてもいいんだけど、前に出ないタイプだけのかま騒ぎをやってほしいね。さまぁ〜ずよゐこおぎやはぎアンガールズ南海キャンディーズあたりで。」
しずちゃんも女装するわけ?」
「そこが難しいところだ」
−−−−
「今日は低調だったね」
「次回は頑張ろう。ジョナサンでした。一つ上は銀塊君です」

競走馬ウェアドゥユゴー

「こんばんは、じょなさんです。」
「ひらがなにすることによってフレンドリーさをアップさせようという魂胆か。ちなみに僕はギンカイです。ちょっとかっこいいです」
「今日は悲しい話をする」
「どちらかというとネタ系を意識したような風味のサイトなのに?」
「テーマは競馬と馬肉についてだ」
「・・・」
「・・・」
「・・・それは悲しい」
「初めてこの空間に沈黙が訪れたね」
「現実は厳しいね」
「でもね、食肉になることが決定している牛とか豚とかよりは、生存のチャンスが残されているという点で誇り高い生き方かな、とも思うんだ」
「馬が誇り高いとか考えるかはわからないけどね」
「僕はもう深く競馬に感情移入してしまっているから、馬の肉は絶対に食べられないよ」
「そういう話をすると鬼の首を取ったように馬肉のおいしさについて力説する奴がいるね。まあ僕もどちらかというとそういうタイプだけど」
「そういう人間が異教徒を躊躇なく殺すんだろうね」
「いやそれは飛躍しすぎだから」
「世界が平和でありますように」
「ここ何千年かの戦争ブームが早く終わればいいね」
「なんかちょっと気の利いた風に言おうとしてどうもイマイチ感が醸し出されて読後感に悪影響を与えている」
「だったらお前がなんとかしろよ。というよりも、前から言ってるけど、おれがここで終わりだな、と思ったところにさらに付け足すからそういう空気になるんだよ」
「僕らさあ、一人称と二人称がお互い統一されていない上に、かぶってるから物凄くわかりづらいことは否めない」
「拙者は貴様を斬る!」

あたかもダイアモンド

「こんばんは、ジョナサンです」
「銀塊です。わりと頑固な性格です」
「さて今日はオーソドックスな感じでお送りしたい」
「ロンドンでテロが起こった。憂うべき事態だ」
「銀塊君のオーソドックスはそれなの?確かにびっくりしたけど、今に始まったことではないし、面白い話に持っていきずらいよ?」
「でもね、ひとことだけ言っておきたいんだけれども、よくこういう事件が起きると『なんの罪もない人が犠牲になって』っていうようなことを言う人がいるんだけど、これはどっこいおかしな話でね、今回の場合なら、イギリスというのはテロを受けるそれ相応の理由があるわけでね、それこそ今の中東の問題というのは百年二百年前の問題に端を発しているわけだし、現在も中東搾取のシステムは維持されているわけで、イギリス人である以上、あるいはイギリスに住んでいる以上、まったく無関係というわけにはいかないとおもうんだよね。当然ながら、テロを賛美したり擁護したりするつもりはないよ。でも『自分たち善良な市民はまったく関係ありません』てなことにはいかないということをみんな知っておくべきじゃないかな。もちろんこれはアメリカの軍事力の庇護の下に栄えている日本にも言えることだよ。そこんとこをね、踏まえた上で今後を考えていかなきゃいけないということ。現状を是とするか否とするかは別にしてもね」
「一応さあ、このサイトはさあ、おもしろっぽくやっていこうってコンセプトなんだけどさあ。皆さんお忘れかもしれませんが、僕はジョナサンです。上で長々としゃべってたのが銀塊君です」
「ちょっと固い話になってしまったかな、銀塊だけに」
「僕らさあ、役割分担がはっきりしてないよね」

サムタイム夢見がち

「こんばんは、ジョナサンです。」
「銀塊です・・・銀塊です・・・銀塊です・・・」
「ヒロシのパクリでしかもいきなり終わるとは豪気だね」
「まあね」
「逆に僕はお笑いの人とかになりたかったわけ。さらに逆に今でも時折ネタの断片とか考えたりしてしまうときとかあるわけ」
「なにが、『逆に』なのか全然わかんないけど」
「むしろ普通に夢を諦めちゃったんだ・・・」
「ほぼ狂人だよね、この人。でもなぜATOKでは『きょうじん』が変換できない」
「とはいえ昨日考えたネタ断片なんだけど、漫才でよくあるツッコミの台詞を変えてみるというのはどうだろうか」
「例えば」
「『なんでやねん』というツッコミがあるけど、これを変えてみる」
「具体的には」
「『ナンで屋根を覆う』とか」
「いやー、昨日家の屋根全体にカレーこぼしてちゃってさ〜」
「ナンで屋根を覆う」
「それを生かすための台本を作れる人間はいないよ」
「『いい加減に品定めをしてたらとんだパチモンを掴まされるぜ』」
「文字では伝わらないね。多分声出しても無理だと思うけど」

若干フェイドアウト

「あいあい、やらなきゃいけない仕事があるのに豪快にサボってしまうアンガールズです」
「君はジョナサンだろうが。ちなみに僕は銀塊です」
アンガールズも真似しやすいよね、口調は。だから売れてるのかもしれないけど」
「我が村にも電波は届いています。新聞は届かないけど、ネットのニュースで十分ですね」
「まあ別に昔からスポーツと国際面しか見ないから、僕にはどうでもいいかな、新聞は」
「金相場とか銀相場も重要だから。」
−−−−
「なんか最近いろいろなことがどうでもよくなってきてね。」
「いやいや、こんな村に引きこもってる時点で既にかなりのものを棄ててるだろ」
「そうかもね」
「そうでもないかもね」
「まるっきりアレっていうわけでもないじゃない」
「とはいえアレを持ってないと人としてはどうかなという気もするよ」
「そういえばサッカー選手のアレックスが同い年なんだよね」
「そういうのを発見すると意外とショックだよね」
「でも時には勇気になったりしたりして〜♪」
「え、いつから歌ってたの」
「雪解けの風が森を吹き抜けた頃から、かな」
「オチまで全部意味不明かよ」
「そう不明ではないと思うけど」
「せっかくツッコミで締めようと思ったのに会話を続けるなよ」
「テンションアッピだよ」
「結婚式のスピーチで緊張しすぎて語尾が変になるオッサンかよ!」
「一応くりいむ上田を意識したツッコミだと思うけど上手くいってないよ」
「いい加減だからね」

悲しみエヴリウェア

「こんばんは。ジョナサンです」
「世の中悲しいことばっかりです」
「二つの言葉があります」
「今日パンでもいいか」
「今日パンデモニウムか」
「世の中悲しいことばかりです」
−−−−
「銀塊くんです」
「銀塊くん、僕から言わせると君はただの金属だよ」
「だからどうしたジョナサンの分際で」
「金属的な心とはそういうものなのでしょうか」